保育園がテーマの絵本おすすめ6選。入園前にも園児にも読みたい


保育園の入園が決まって、ドキドキそわそわしている親御さんとお子様へ、おすすめの絵本6冊をご紹介します。
我が家の3歳と2歳の息子たちは保育園に入園してもうすぐ1年になります。ご紹介する絵本は、家で読んだり保育園で読んでもらったりして、息子たちも大好きな絵本です。
入園前には「保育園ってどんなところだろう?」「どんな気持ちで過ごすんだろう?」と想像できますし、入園してから読んでも子供たちの気持ちに寄り添える、親子の気持ちの交流ができる絵本です。

ぜひ親子で一緒に読んでみてください。
保育園がテーマの絵本おすすめ6選
幼稚園がテーマの絵本はたくさんありますが、保育園って意外と少ないんですよね。
ここでは今までに読んできた絵本の中でも、保育園入園前のお子様や在園児にぜひ読んであげたい絵本を厳選してご紹介します。
絵本のタイトルから気になるところに飛ぶこともできます。
あーんあん
保育園に行くのはいいけれどお母さんが帰っちゃいやだとぼくが泣きだすと、みんなもいっしょに泣きだして……。
あーんあん|絵本ナビ
「ママが帰っちゃいやだよう!あーんあん」と泣き出す子供たちの様子に自分を重ねるのか、息子たちが大好きで何度も何度も読みたがる絵本です。
「あーんあん!」と泣きマネしながらも嬉しそうにニコニコしています。
一人が泣くとつられてみんな泣いちゃうけど、ちゃんとママが来てくれるよ、と安心できる内容です。
子供たちの不安な気持ちやイヤイヤに寄り添える、入園前に読んでおきたい1冊。
せなけいこさんの優しいちぎり絵で描かれる可愛らしい絵本です。



息子たちの園では、2歳クラスの保育参観でこの絵本を読みました。子供たちが先生より先に音読することもあって、内容を覚えるほど好きなんだな~とびっくり!


どんぐりむらのどんぐりえん
どんぐりむらのどんぐりえんの子どもたちは近頃とてもはりきっています。もうすぐ、年に一度の園行事・お店屋さん祭りがあり、家族や村のつぶたちをお客様として招待するからです。先生たちの見守る中で、のびのび育つ子どもたちの、楽しい園生活を描きます。
どんぐりむらのどんぐりえん|絵本ナビ
「どんぐりえん」での一日が細部まで丁寧に描かれている、なかやみわさんのどんぐりむらシリーズ第4弾。
園児は赤ちゃんから年長さんまで様々で、ひとりひとりの家族まで細かい設定があり、見るたびに違う発見があります。
タオル掛けやロッカーなど背景に描かれているものも本当の園にあるものとそっくりで、お砂場遊びをしたり給食を食べたり、子供たちにとっては身近なものばかりが登場します。
お店屋さんまつりの準備をする子供たちのワクワク感、はりきっている様子がまぶしくて、息子たちにもこんな経験をさせてあげたいなぁと思いながら読んでいます。
忙しく動き回る先生たちには、本当に頭があがりません。
登場するどんぐりたちが生き生きニコニコしていて本当に楽しそうで、温かい気持ちになれる素敵な絵本です。



子供を産んで以来涙腺ゆるゆるの私は、なんて良い園なの…!と毎回胸がギュッとなり涙がこみ上げてきます。
こぶたほいくえん
3匹がお母さんに連れられて保育園に行ってみると、こぶたがいっぱいいて3匹はびっくり。あいさつをすませた後、みんなで体操しますが、3匹は牧場の方を見てばかり。ところが、かけっこをすると、3匹のこぶたの早いこと早いこと。ポプラの木をまわっていちばん先に戻ってくると、みんなが休んでいるのを尻目にもうひと走り。お母さんが迎えに来るころには3匹はこぶたほいくえんが大好きになっていました。
こぶたほいくえん|絵本ナビ
こぶたたちの気持ちに共感でき、保育園は楽しい所だよ、と教えてくれる入園前におすすめの絵本です。
初めての保育園でお母さんがいないことに気付いたこぶたたちは泣き出してしまうのですが、たくさん遊んで帰るころには保育園が大好きになります。
親は「大丈夫かなぁ」と心配になりますが、子供は意外とすぐになじんで楽しんでくれるのかも。
「ぐりとぐら」シリーズの中川李枝子さんと山脇百合子さん作。おなじみの優しいタッチに癒されます。
あしにょきにょきときょうりゅう
ポコおじさんが不思議な豆を食べると、あしがにょきにょき伸び始めました。
家から飛び出し、トンネルをくぐると、そこはなんと恐竜時代でした!ロングセラーの人気絵本「あしにょきにょき」シリーズ、第3弾!
あしにょきにょきときょうりゅう|絵本ナビ
ニョキニョキ伸びたポコさんの足が、恐竜時代の保育園にたどり着きました。
恐竜の赤ちゃんたちがカラフルで小さくて、足さんと遊ぶ様子がとっても可愛らしくほほえましく描かれています。
お迎えの時間になってもひとり残っていたアシノサウルスのアシミちゃんと遅れてきたお母さんを、足さんがおうちまで送ってくれるのですが、その様子が面白くて思わず笑ってしまいます。
ほっこりした優しい気持ちになれる、恐竜好きにもオススメの1冊です。





恐竜フィギュアで戦いごっこばかりしていた我が家の息子たちは、この絵本を読んでから恐竜の保育園ごっこをするようになりました。


あのねあのね
「あのね、きょうね」。男の子がおむかえの自転車に乗って、今日あったことをたくさんおしゃべり。のりでペタペタした工作、みんなで電車ごっこ、間に合わなくておもらし……。園の帰りの自転車でかわされる、親子の語らいを描く絵本。はじめは、その日に体験したこと、起こったできごとを、話したいけれど、まだうまく話せず、会話もクイズのよう。それでも、だんだん話しが上手になっていきます。主人公の成長が楽しい一冊です。
あのねあのね|絵本ナビ
主人公の男の子は幼稚園児っぽいのですが、内容がかわいくてほっこりするので入れました。自転車登園の方には特におすすめです。
園からの帰り道、今日あったことをパパとママに話してくれる様子がほほえましく、話の内容は断片的でクイズみたいだけど、何が言いたかったのか推理できる親子関係が素敵だなと思います。
子供が卒園してから読んだら、こんな尊い日々もあったよね、と泣いてしまいそう。
絵のタッチが優しくて、子供たちのプリプリほっぺが最高にかわいいです。
おむかえまだかな
かなちゃんは、夕方の園でお迎えを待っています。「でんしゃ おくれてるのかな」「とちゅうで ケーキかってるのかな」…。お迎えを待つ子の空想と、ちょっぴり心細い気持ちを瑞々しく描いた作品。ゆったりと親子で読みたい一冊です。
おむかえまだかな|絵本ナビ
夕方の保育園で最後の一人になったかなちゃんが、クマのぬいぐるみを相手に空想を繰り広げるお話です。
電車が止まっても動物たちが押してくれるから大丈夫、ケーキ屋さんで「どれにしようかな」って言ってるんだよ…と、空想する内容も可愛らしく、健気にママを待つ様子に心打たれます。
我が子もこんな風に待っているのかな、と思うとついウルっとしてしまいます。
色鉛筆で描かれた繊細な絵もきれいで、ジーンとする素敵な絵本です。
子供に読んだら切ない気持ちになるかな?と思いましたが、かなちゃんの空想が楽しいようで「おむかえよんで!」と持ってくるお気に入りの一冊です。
さいごに
保育園がテーマの絵本6冊をご紹介しました。
入園すると親子の時間がぐっと減り、子供たちの日中の過ごし方も大きく変わります。
ぜひ親子でゆっくり読んで、保育園での生活をイメージしてみてください。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。