こんにちは!K子です。
3歳と2歳の息子がいます。
子連れの目線から、お出かけブログを書いています。
新潟県五泉市にある、「咲花温泉 翠玉の湯 佐取館」に家族で宿泊してきました。
阿賀野川のほとりに湧く咲花温泉は、エメラルドグリーンの色が特徴的な「美肌の湯」。なかでも「佐取館」は、咲花温泉の代表格ともいえる温泉宿です。
新潟の美味しいお米に地元食材のお料理、展望露天風呂で自然の景色を眺めながらのんびり過ごせます。
子供と泊まった感想、お部屋や料理の詳細などを写真付きでご紹介します。ぜひ宿選びの参考にしてください♪
咲花温泉 佐取館 良かったところ
- エメラルドグリーンの美肌温泉
- 露天風呂とお部屋からの景色
エメラルドグリーンの美肌温泉
「美肌の湯」とアピールしているだけあって、お肌がとってもツルツルになります。
お風呂上りに保湿をしなくても肌が乾燥せず、すべすべぽかぽかになれる良いお湯でした。
咲花温泉のお湯は、美肌の湯の3つの条件を満たす科学的にも珍しいお湯なんだそうです。
泉質は弱アルカリ性の硫黄泉で、エメラルドグリーンの色が特徴です。
露天風呂からの景色
窓から見える線路と電車に息子たち大喜び
佐取館の展望大浴場は最上階の5階にあり、眺めが良かったです。
左手にはゆったり流れる阿賀野川、奥にはどっしり構える山々、右手には新潟~福島間を走る磐越西線の線路が見えます。
息子と朝風呂に入っていたら、ガタンゴトン…と電車の音がしてきて、ちょうど線路を走っているところを見られました。電車好きの息子は大喜び!
1時間に1~2本しか通らない路線なのでラッキーだったかもしれません。
電車の音以外はとっても静かで、阿賀野川の水面に映る朝日や薄くかかったモヤ、奥に見える山々の雄大な自然に癒されました。
外観とロビーラウンジ
ここからは実際に撮った写真を使って宿泊した感想をお伝えしていきます。
佐取館に到着したのは夜18時頃でした。もうすっかり暗くなっていましたが、明るいエントランスが迎えてくれました。
夫がチェックインをしている間、座って待ちます。
近くを通る磐越西線にはSLが走るので、SLの写真や小物が飾られていました。
「機関車だ!」と反応する息子たち。
阿賀野川を眺められる広いロビーもあります。
これは朝チェックアウトするときに撮った写真。
五泉の名物といえば「さといも」。ブランドさといもの「帛乙女(きぬおとめ)」がドーンと飾られていました。
お部屋の雰囲気や備品を紹介
泊まったのは部屋付き露天風呂なしのスタンダードなお部屋です。
シンプルなお部屋で、段差がないところが良かったです。ゆっくりくつろぐには十分でした。
お菓子は「種なし梅」と「栗よせ」でした。
栗よせは栗がごろんと入った小ぶりの羊羹です。甘くておいしい!
お部屋の設備
洗面所が広くてきれいでした!
ドライヤーはちょっと古いタイプ。
おトイレもきれいです。
冷蔵庫は古き良き味があるタイプ。
お茶のセットやポットなどが置いてある棚。
子供に触られたくないものをここに集められるので、小さい子供と一緒の宿にはこのスペースがあるとめちゃくちゃ助かります。
お部屋にあった裁縫箱はこちらに避難しました。(スタッフさんが声をかけてくれて、移動してくださいました。)
玄関には消毒液とスリッパの目印、革靴磨きグッズがあります。
スリッパの目印は大浴場やお食事会場でもほとんどの人が使っていました。他の人のスリッパをはくのは気持ち悪いので嬉しいですね。
今回は実家の法事に出るのが目的の旅だったので、革靴を履いてきていた夫はいそいそと靴磨きグッズを使っていました。
スリッパは、子供用のものも用意してくださいました。
アンパンマンとライオンの2種類。ライオンの方がサイズが大きいです。子供に見せながら選ばせてもらいました。
アメニティやタオル
バスタオルとハンドタオル、歯ブラシ、ビニールバッグに入ったアメニティセットが用意されています。
アメニティセットの中にも歯ブラシがあったので、タオルの上にあるのは子供用歯ブラシ。
アメニティセットの内容はこちらです。
- 歯ブラシ
- カミソリ
- ヘアブラシ
- タオル
- コットン
- 綿棒
- ヘアゴム
ビニールバッグが大きくて、化粧品も子供の着替えもタオルも全部入ったので大浴場に行くとき便利でした。
浴衣について
浴衣は部屋にはなく、廊下にある浴衣ゾーンから各自持っていくスタイルでした。
大人用のサイズは小・中・大・特大の4種類です。子供用の浴衣は小・中・大の3種類ありました。
羽織は部屋に大人用があり、子供用はスタッフの方が持ってきてくださいました。
お部屋の窓からの眺め
窓からは左手に阿賀野川、右手には磐越西線の線路が見えました。
山のむこうからのぼってくる朝日と静かに流れる阿賀野川、ゆったりとした田舎の景色に癒されます。
インフォメーションブックの中に時刻表が入っていたので、電車が通る時間に合わせて息子たちと窓にはりつき、トンネルから出てきた電車をばっちり見られました。
ローカル線×トンネルという、ジオラマのような風情のある光景です。
Wi-Fiなどネット環境は?
室内はフリーWi-Fiが使えます。
他のお部屋タイプは?露天風呂付き客室もある
佐取館にはスタンダードタイプのお部屋のほかに、露天風呂付客室や、ワンランク上のレセプションフロアもあります。
お料理の写真付きレポ
新潟旅行といえば、楽しみなのが食事!
お米も海の幸も山の幸も豊富にそろう新潟。お料理も美味しかったです。
夕食は料亭の個室で
子供がいるから気を遣ってくださったのか、個室を使わせてくださいました。
通常は半個室の席になることが多いと思います。
お品書きはこちら。
ブランド豚肉「純白のビアンカ」や名産品のさといも、契約農家のコシヒカリなど地元の美味しいものが詰まったメニューです。
いくつか写真を取り忘れていますが…
量は多すぎず少なすぎず、程よいボリュームでした。
野菜もたっぷりとれたし、お刺身がプリプリでおいしかったです。
子供の夕食内容
子供の夕食はハンバーグ、エビフライ、から揚げ、ポテトなどお子様ランチの豪華版という感じ。
もしこれがレストランとかで出てきたらとっても豪華なんだけど…なんとなく仕出し弁当っぽさがあって、旅行感がなく、少し残念に感じました。
息子たちは骨付きウインナーと茶碗蒸しはパクパク食べましたが、他はあまり進まず。
大人メニューの銀鱈西京焼きをご飯にのせてモリモリ食べました。
デザートは大人と同じバニラアイスとシューロールでした。
朝食はハーフバイキング形式
朝食も夕食と同じ個室のお部屋を使わせてもらいました。
おかずは席にセットされていて、ご飯・おかゆ・お味噌汁・パン・海苔・納豆は自由に取りに行くハーフバイキング形式です。
朝食メニューは大人も子供も同じでした。
ご飯に合うおかずがたくさんあり、白米がめちゃくちゃすすみます。
野菜もたんぱく質もたっぷりとれて健康的な朝ご飯でした。
息子たちはひじきの煮物や焼き魚をご飯にのせてたくさん食べました。
朝ご飯についていたのがこれ!ヤスダヨーグルトです。
新潟県民ならみんな大好き、飲むヨーグルトの定番。私は新潟土産のおすすめを聞かれるたびにヤスダヨーグルトと答えています。
濃厚でおいしい!関東でも成城石井などのスーパーで購入できますよ。
とってもオススメなので見かけたら飲んでみてください♪
温泉の特徴と感想
咲花温泉の泉質は弱アルカリ性の硫黄泉です。硫黄が強すぎないやさしいお湯なので、老若男女誰でも安心して入れます。
「翠玉の湯」の名前の通り、きれいなグリーンのお湯が特徴。温泉の温度や外気温によって色が変化するらしく、我が家が泊まった日は内湯が透明~乳白色、露天風呂はキレイなエメラルドグリーンでした。同じお湯なのに不思議ですね。
トリプル美肌効果
美肌に効果のあるお湯の条件とは、
「PH7.5以上」の弱アルカリ性で、なおかつ、
・炭酸水素塩泉
・硫黄泉
・硫酸塩泉
のいずれかの泉質であること。
咲花温泉の泉質は、弱アルカリで、硫黄泉。さらに、成分的には硫酸塩泉の条件も満たしています。
美肌の4つの条件のうち、3つを満たす、欲張り名温泉なのです。パック効果(面倒なお肌の手入れはいりません)
美肌の湯は、肌の角質を取ってくれるので、お肌がツルツルになります。
温泉|咲花温泉旅館協同組合 (sakihana.jp)
しかし、角質が取れたツヤツヤのお肌からは、水分が逃げやすいため、湯上りに保湿クリームなどでお肌を守ってあげないと美肌効果が半減すると言われています。
ところが、咲花温泉は、塩化物泉の条件も満たしているため、「塩のパック効果」が期待できます。肌を覆って水分が逃げないようにしてくれます。
これによって、湯上りに面倒なお肌のお手入れをすることなく、トリプル美肌効果を手軽に楽しむことができます。
展望大浴場「水鏡」「花鏡」
佐取館5階にある大浴場は「水鏡」「花鏡」の2か所で、男女入れ替え制です。
個人的には向かって右の「花鏡」の方がおすすめなので、もし夜のお風呂が「水鏡」だったら翌朝「花鏡」の方にも入ってみてください。
「花鏡」の方が「ドライヤーが新しい・線路がよく見える・広く感じる」気がします。
温泉は、顔にかけると硫黄のにおいが少しするくらいの優しいお湯です。
肌がツルツルになって、入浴後に保湿をしなくてもすべすべのままで美肌効果を感じました。
ただし、シャワーの水圧がめちゃくちゃ弱い。よく佐取館を利用する母から「弱いよ」と聞いてはいましたが、笑っちゃうくらい弱いです。
でも夫は「別に気にならなかった」と言っていたので、シャワーの位置によって当たり外れがあるのかもしれません。
厳選かけ流しの露天風呂 眺めは阿賀野川と線路。運が良ければSLが見られる
露天風呂からの眺めは左手に阿賀野川、右手に磐越西線の線路とトンネルが見えます。
ゆったりと流れる川と景色を見ながらのんびりお湯につかる至福の時間を過ごせますよ。
磐越西線の電車は1~2時間に1本ほどなので音が気になることもなく、たまに通る電車を見られた時は嬉しい気持ちになります。
温泉に浸かりながらSLが見られるかも!
温泉は赤ちゃんと一緒に入れる?
佐取館では、赤ちゃんも一緒に温泉に入れます。
脱衣所にはベビーベッドとおむつ用のごみ箱があり安心して過ごせます。
子供用のイスやボディソープ、ベビーバスなどの用意はありませんでした。
普段使っているベビーソープを持ってくるのがベターです。
夫は「ベビーベッドとおむつごみ箱はなかった気がする」と言っているので、女湯だけの設備かもしれません。
貸し切り温泉を推しているみたい
佐取館には、「檜の湯」「織部の湯」2つの貸切展望露天風呂があります。
利用料金は50分 2,200円。フロントで予約をすれば誰でも利用できます。
貸切温泉では、温泉と言えばコレが思い浮かぶ、桶に入ったお酒のオプションが楽しめます。
日本酒・おつまみ・桶のセットで800円です。
お酒が飲めない人はソフトドリンク・おつまみ・桶のセットで500円。
自然を眺めながらゆったりお風呂につかり、お酒をちびちび飲むという憧れのシチュエーションが楽しめますよ。
宿泊プランの中には、貸切露天風呂が無料で利用できるプランもあります。
温泉は日帰り入浴も可能
佐取館の大浴場は日帰り入浴もできます。
入浴料は大人1,100円、子供500円です。
貸切露天風呂の日帰り利用料は、宿泊客と同じく50分 2,200円です。
お土産屋さん
フロントの横にあるお土産屋さんには、新潟のお土産やお菓子、おもちゃ、雑貨などが売られています。
佐取館の料亭でも使用されていた「エコ箸」を買いました。
このお箸、3年前に別の旅館で買ったのですが、毎日使ってもほとんど劣化しなくて使いやすいです。
歯ブラシの毛先と同じ素材でできていて、「2,000回食洗器にかけてもはがれたり、曲がったりしない」とのこと。すごい…でも新潟土産ではないっぽい(笑)。
子供向けの対応についての感想
3歳と2歳の息子を連れて宿泊しましたが、特に困ったこともなく、スタッフさんたちも優しくて快適に過ごせました。
親切だなぁと感じた子供向け対応はこんな感じ。
- お部屋に備え付けの裁縫箱を危なくない場所に移してくれた
- 子供用スリッパを2種類持ってきて選ばせてくれた
- 子供用羽織を「少し大きいものしかございませんが…」と一応持ってきてくれた
- 大浴場にベビーベッドとおむつごみ箱がある
- 共用トイレに子供用スリッパがある
こちらから特になにも言わなくても、子供に対しても気遣いを感じられる対応をしてくださいました。
我が家のほかにも、赤ちゃん連れや子連れのご家族を何組か見かけました。
咲花温泉「佐取館」の基本情報
アクセス
- 車
-
磐越自動車道 安田ICより約12分
- 新幹線
-
上越新幹線 新潟駅から磐越西線に乗り換え約60分
- 飛行機
-
新潟空港よりタクシー、レンタカーで一般道路利用約50分
駐車場
駐車場は、佐取館から徒歩約1分のところにあります。
駐車料金は無料です。
朝、駐車場から見た阿賀野川もきれいでした。
佐取館の周辺環境 最寄り駅はどこ?
佐取館の最寄り駅は、磐越西線の「咲花駅」です。
咲花駅からは徒歩約5分。無料の送迎バスもあります。
小さな温泉街の中にあり、道が行き止まりになっているので宿泊客以外の人はほとんど通りません。
川や山の自然を眺めたり、磐越西線の電車や踏切を間近で見たりと、ゆっくりと流れる時間を楽しむことができます。
近くにコンビニはある?
咲花温泉街に、コンビニはありません。
一番近いコンビニでも車で10分ほどの場所にあるので、必要なものは事前にそろえておきましょう。
まとめ
「咲花温泉 翠玉の湯 佐取館」をご紹介しました。
良かったところとイマイチなところはこんな感じ。
- すべすべぽかぽかになる美肌温泉
- 露天風呂からの眺め
- 電車が間近で見られる
- 地元食材たっぷりのお料理
- シャワーの水圧が弱い
- 子供用夕食がちょっと残念
咲花温泉は、周辺に大きな観光地がないので新潟県の中では観光客が少ない地域です。
地元の人が家族の集まりに使ったり、のんびりしたいときに泊まったりする、地域に愛されている温泉だと思います。
美味しいご飯とゆったりとした自然の景色を堪能できる穴場ですよ。
宿選びの参考になれば嬉しいです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
チェック!