神奈川県相模原にある相模川ふれあい科学館(アクアリウム相模原)に、3歳・2歳の息子を連れて行ってきました。
小規模ながらも工夫された展示や、年4回入れ替わる特別企画展、活発なワークショップなど、いつ行っても楽しい地元に愛される水族館です。
実は、神奈川を代表する水族館「新江ノ島水族館」や日本最大の淡水魚水族館「アクア・トトぎふ」と同じ会社(江ノ島マリンコーポレーション)が運営を行っている水族館でもあります。
特別展が入れ替わるたびに遊びに行く大好きな水族館です。
子連れにおすすめのポイントや見どころをご紹介します!
相模川ふれあい科学館の見どころ
相模川ふれあい科学館は、相模川とその周辺に生息する淡水魚を中心に、約100種類の生き物が展示された施設です。
相模川の水源から河口までの流れが表現された水槽や、子供が楽しめるタッチパネルなど、展示方法には工夫がいっぱい!
特に楽しかった&子どもたちも大好きなのは、この7つ。
- 長さ40mの「流れのアクアリウム」
- あらゆる角度から生き物を観察できる「坂道お魚観察水槽」
- エサのやりがいがある「湧水と小川のアクアリウム」
- 毎月のお楽しみ「マンスリー水槽」
- くるくるハンドルに子供くぎ付け
- 特別企画展が楽しい。しかも無料
- ワークショップが充実
順番にご紹介します♪
長さ40mの「流れのアクアリウム」
相模川の水源から河口までの全長113kmを表現した、長さ40mの大型水槽がこの水族館の目玉です。
穏やかな下流から岩場がごつごつした上流まで、スロープを登りながら一気に見られます。
イワナやヤマメ、アユ、ウナギ、ナマズ、フナなど流域ごとに変わる魚の種類も見ていて面白く、エイやカメ、サメまでいて相模川の多様性に感心します。
たまたま、お魚たちのごはんタイムを見られました!
コロナ前は解説付きでしたが今は休止中のようです。
流れのアクアリウムに限らず、他の水槽でも唐突にごはんタイムが始まるのでスタッフさんたちの動きに注目しておくと見られるかもしれません。
機敏な動きでエサを食べるお魚たちにびっくりです。
あらゆる角度から生き物を観察できる「坂道お魚観察水槽」
ドーナツ型になったユニークな水槽で、円の中心に入って見ることもできるし、水槽の下からお魚のお腹を見ることもできます。
子供ってこういう狭い所に入ったりくぐったりするの大好きですよね。
流れの中を泳ぐお魚やカニを色々な角度から観察できますよ。
カニのロープは2階の水槽までつながっていて、運が良ければ登っていく様子が見られるかもしれません。
エサのやりがいがある「湧水と小川のアクアリウム」
屋外にある「湧水と小川のアクアリウム」ではエサやり体験ができます。
広々としていて混み合いにくいのが嬉しい。
エリアAからエリアDまであり、オイカワ・アブラハヤ・ウグイ・コイが泳いでいます。
エサはガチャガチャで販売しています。
つぶタイプとスティックタイプの2種類で、1つ300円です。
つぶタイプを買ってみました!
少ないな?と思ったけど、やってみたら意外と十分な量でした。
ここのお魚さんたちは、いつもすごい勢いで寄ってきます。特にウグイ。
エサがなくても手をかざすだけで集まってきます。
エサをパラパラまくと、水面でバシャバシャ跳ねるくらい勢いよく食いついてくれました。
迫力があって面白いのでぜひやってみてください。子供たちは「もういっかい!」と何度もやりたがっていました。
ザリガニにさわれるポイントもあります。
寒い時期はお休みしているようです。
きれいな手洗い場があり、ハンドソープも備えられているので安心です。
毎月のお楽しみ「マンスリー水槽」
「マンスリー水槽」は、私が毎回楽しみにしている展示の一つ。
毎月季節に合った展示内容に変わるのですが、キレイだったりユーモアがあったり、いつも楽しい水槽です。
相模川ふれあい科学館の公式ツイッターでも、今月のマンスリー水槽を知ることができます。
みかんが泳いでる!?
— 相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら (@aq_sagamigawa) February 1, 2023
今月のマンスリー水槽は「ピンポンパール」を展示してます♪https://t.co/YJiTt6I5IN#ピンポンパール #金魚 #水族館 #科学館 #aquarium #science_museum pic.twitter.com/uRx1gJyyZN
くるくるハンドルに子供くぎ付け
相模川ふれあい科学館には、タッチパネルで魚や川のことが学べたり、ぬりえができたり、映像が見られたりと面白い展示装置がいくつもあります。
中でも息子たちは「回遊生物の一生」という展示装置が大好き。この装置は結構小さい子たちが食いついているのをよく見かけます。
ハンドルをぐるぐる回すと、音とともに光が移動していき、アユやモズクガニの成長が学べる装置…なのですが多分、回すと音が鳴って光が動くのがゲームみたいで楽しいんでしょうね。
こちらは回すと絵のパネルが動く装置。
こういう、子供が喜ぶ仕掛けがあちこちにあるのもこの水族館の魅力です。
特別企画展が楽しい。しかも無料
特別企画展は年4回入れ替わり、いつも楽しいので企画展が変わるたびに遊びに行っています。
「特別展は別料金」という施設もありますが、相模川ふれあい科学館は通常の入場料で特別展も見られるのでお得な気分です。
今回は「相模のカニ展」でした。相模川から相模湾に生息するカニが30種類以上展示され、カニ釣り体験もできました。
おもちゃのカニを釣り竿で釣る体験コーナーは子供たちに大人気!息子たちも「もっとやる!!!」と大興奮で、順番待ちの子に譲るのが大変でした…。
今回はカニでしたが、過去には恐竜の化石レプリカがあったり、イグアナがいたりと、毎回気合の入った展示で楽しませてくれます。
>特別企画展について詳しくはこちら
ワークショップが充実
相模川ふれあい科学館では「ものづくりワークショップ」がしょっちゅう開催されています。
未就学児と小学生が対象で、小さい子でもできる簡単なものが多く、これも毎回カワイイ。
土日祝と平日で開催内容が変わり、平日は無料、土日祝は有料のワークショップが行われています。
「水辺のキーホルダー」のワークショップに参加しました。
好きなプレートの形を選び、色を塗って、ヒモとビーズを選んで目のシールを貼りました。
ものづくりは積極的にやらせたいけど、家だと準備も片づけも大変なので体験させてもらえるのはとってもありがたい。
すごく楽しかったし宝物ができて嬉しいです!
料金は350円(年間パスポート割引で300円)でした。
>ワークショップについて詳しくはこちら
ランチができるところはある?
相模川ふれあい科学館には、レストランやカフェはありません。
お土産ショップはありますが食べ物は販売していません。飲み物は自動販売機で買うことができます。
レストランはありませんが、水族館の目の前にある広場でお弁当を食べることができますよ。
レジャーシートを敷いてランチを食べたり休憩しているファミリーを見かけることも多いです。
広場は緑に囲まれた気持ちのいい場所です。
お土産屋さんは?
受付の近くに、小さいながらも充実したお土産コーナーがあります。
相模川ふれあい科学館のお土産コーナーは、オリジナルグッズがたくさんあるのが特徴です。
ホトケドジョウやカヤネズミのリフレクターが可愛かったです!
ガチャガチャでもオリジナルグッズを購入できます。
飼育員さんがデザインしているらしく、生き物への愛にあふれています…!
所要時間はどれくらい?
幼児を2人連れた我が家の滞在時間は約1時間でした。
ワークショップとカニ釣り体験を除くと40分くらいでしょうか。
何度も訪れているためサーっと見る展示もあったので、じっくり見て回る場合は1時間~1時間半くらいが目安だと思います。
赤ちゃん連れでも大丈夫?
「相模川ふれあい科学館」は、赤ちゃん連れでも大丈夫。
館内の通路は広く、スロープがあるのでベビーカーでも周れます。
授乳室は、スタッフさんに尋ねると奥の部屋を貸してもらえます。
私も利用したことがありますが、靴を脱いであがれる個室になっていて、赤ちゃんのお世話がしやすい快適空間でした。
授乳室とトイレにおむつ替え台があります。
雨の日でも楽しめる?
相模川ふれあい科学館は、雨の日でも楽しめます。
屋外の「湧水と小川のアクアリウム」には屋根がないので、エサやり体験は難しいかもしれません。
入館料・割引クーポンは?
相模川ふれあい科学館 入館料
- 大人 450円
- 小中学生 150円
- 65歳以上 220円
- 幼児(小学校就学前) 無料
団体割引・年間パスポートなど詳しくはこちら↓
割引クーポンに関する情報は見つかりませんでした。
相模川ふれあい科学館へのアクセス 最寄り駅はどこ?バスで行ける?
公共交通機関を使う場合、駅からは遠いのでバスで行くことになります。
神奈川中央交通バス「ふれあい科学館前」バス停下車すぐです。
バスでの所要時間はJR横浜線「相模原駅」より約28分です。
相模川ふれあい科学館へのアクセス 駐車場は?
第1駐車場~第3駐車場までありますが、どの駐車場もふれあい科学館のすぐ近くにあります。
土日や夏休み中などの繁忙期は第1駐車場が満車になっていることが多いです。
3か所合わせて約100台収容でき、駐車料金は無料です。
さいごに
相模川ふれあい科学館は施設自体はあまり大きくありませんが、飼育員さんの工夫が詰まった楽しい施設です。
子供たちが楽しめる仕掛けがたくさんあり、就学前の幼児は無料なので子連れには特におすすめです。
今回の記事を書きながら、相模川の上流は山梨県内で「桂川」と呼ばれると知り、先日訪れた桂川沿いの「富士湧水の里水族館」と同じ川!という発見がありました。
淡水魚好きな方はこちらの記事もよかったらぜひ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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