裏地付き・持ち手付き・マチありのお弁当袋の作り方をご紹介します。
一見難しそうですが、まっすぐ縫うだけなので意外と簡単ですよ。
せっかくなので、大人も子どもも持てる形で、長く使えるように考えてみました。
ぜひお気に入りの布で作ってみてください。
持ち運びしやすく、フックに引っ掛けやすい持ち手を付けたのがポイントです。
お弁当袋の完成サイズ感
今回作ったお弁当袋は、タテ17センチ×ヨコ18センチ×マチ12センチです。
マチを広めにしたことで、お弁当箱がすっぽり入り安定します。
これからご紹介する材料の裁断サイズはこの完成品と同じ大きさです。大きさを変えたい方は、次のやり方で生地の裁断サイズを計算してください。
マチ広めで子ども用も大人用もすっぽり入ります。
大きさの計算方法
生地の裁断サイズの計算方法
タテ:(高さ+マチの半分+縫い代1センチ)×2
ヨコ:幅+マチ+縫い代2センチ
今回作ったお弁当袋をこの式に当てはめると、
タテ:(17+6+1)×2=48センチ
ヨコ:18+12+2=32センチ
となります。
表布には柄の向きがあるものを使ったので、
タテ:17+6+縫い代2=25センチ
ヨコ:18+12+2=32センチ
に裁断したものを2枚用意しました。
材料
今回は表布に柄の向きがあるデザインを選んだので、2枚を縫い合わせて使います。
柄の向きがない生地の時には、表布も裏布と同じ大きさで1枚用意すればOKです。
裏布は洗濯可能で保冷保温効果のあるアルミキルティングシートを使いましたが、もちろんお好きな生地で大丈夫です。
材料はすべて楽天市場でそろえました。
かわいい生地が見つかるおすすめショップを最後にご紹介します。
作り方
- 表地2枚を縫い合わせる
- 表地に持ち手をつける
- 表地と裏地を縫い合わせる
- 袋状に縫う(途中まで)
- ひも通し口を補強する
- 袋状に縫う
- マチを作る
- 生地をひっくり返して返し口を縫う
- 袋口を縫う
- ひもを通して完成!
工程が多いけど、ひとつひとつの作業は簡単です
1.表地2枚を縫い合わせる
まずは表地2枚を縫い合わせます。
柄の向きに気を付けて中表(おもて面同士が内側)に重ね、底になる辺を縫い代1センチでまっすぐ縫います。
裏地と同じ大きさの1枚の生地になりました!
柄の向きがない生地の場合は、この工程は飛ばせます
2.表地に持ち手をつける
表地の上辺(短辺)の中央にチャコペンで印をつけ、その印から左右に4.5センチのところにさらに印をつけます。(おもて面に印をつけます)
左右に付けた印の外側に持ち手のアクリルテープをねじれないように合わせ、端から0.5センチのところを仮縫いします。
表地の下辺にも同じように印をつけ、アクリルテープを仮縫いします。
持ち手を2か所付けるとこんな感じになります。
3.表地と裏地を縫い合わせる
表地と裏地を中表(おもて面同士が内側)になるようにピッタリ重ねます。
持ち手は内側にしまっておきます。
持ち手を付けた辺の、端から1センチのところをまっすぐ縫います。(袋口)
持ち手のところが分厚くなっているので慎重に。
4.袋状に縫う(途中まで)
袋口が中央にくるように、たたみ方を変えます。
表地同士・裏地同士が中表に重なるようにします。
袋口がピッタリ合わさるように、待ち針やクリップで留めてください。
お弁当袋のサイドになる辺を、縫い代1センチでまっすぐ縫います。
この時、表地側はひも通し口2センチをあけて縫い、裏地側は図のように途中まで6センチくらい縫ってください。
5.ひも通し口を補強する
ひも通し口がほつれないように補強します。
ひも通し口を開いて、縫い代の上から図のようにコの字にステッチを入れます。
頑張って2か所ともやりましょう。
ミシンでやりにくければ、手縫いでも大丈夫です。
この工程は飛ばしてもいいんだけど、何度も使っているうちに縫い代のボサボサがひも通し口から出てくるのが嫌なので丁寧にやりました
おもて側にも縫い目が出ます。できるだけ丁寧に縫うと仕上がりがきれいです。
6.袋状に縫う
4で途中までになっていたサイドの辺を、図のようにまっすぐ縫います。
片側を9センチほど縫わずにあけておき、返し口にします。
7.マチを作る
サイドの縫い目と生地の中心が重なるように生地を整え、三角形を作ります。
図のように、12センチになるところに線を引き、まっすぐ縫います。
縫い目から1センチ上のところで、余分な布を切り落とします。
表地の左右と裏地の左右、4か所マチを作ります。
完成まであと少し!
8.生地をひっくり返して返し口を縫う
あけておいた返し口から生地をひっくり返します。
返し口を縫いとじます。
手縫いのコの字まつりで縫うと仕上がりがきれいですが、今回はミシンで簡単にとじました。
生地を整えて重ね、端からギリギリ(2㎜くらい)をまっすぐ縫います。
9.袋口を縫う
裏地を内側に入れ込み、形を整えます。
袋口の端から2センチのところをぐるりと縫います。
10.ひもを通して完成!
左右のひも通し口から、ひもを通します。
端っこを結べば完成!
お疲れさまでした!
使った道具・生地屋さんの紹介
初心者にもおすすめのコロコロオープナーとクリップをご紹介します
アイロンを出すのが面倒な時、コロコロオープナーがあると重宝します。
ペンのように手軽に使えてしっかり折り目がつくので、縫い代をしっかり割りたいときなど、あると便利ですよ!
手芸用クリップは、待ち針の代わりに使えます。
待ち針よりずれにくく、ある程度厚みのある生地もはさめるので気に入っています。
万が一なくした時も、待ち針ほどは焦りません。
おすすめの生地屋さん
かわいい生地を探しているときは、楽天市場のデコレクションズをチェックします。
街の手芸店ではあまり見かけないようなオシャレな生地がそろっていて、眺めるだけでも楽しいショップです。
入園入学グッズのキットなどもあり、初心者にも優しいラインナップなのでのぞいてみてください。
さいごに
裏地付き・持ち手付き・マチありのお弁当袋の作り方をご紹介しました。
4歳の長男が「これにお弁当入れるの?!ライオンだ!」と喜んでリュックに入れてくれたので満足です。
ぜひお好きな生地で作ってみてください♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。