
透け感が涼しげなオパール生地を使って、カーテンを作りました。
軽やかでデザインも様々、レースとは一味違った雰囲気があるオパール生地。
きれいだけど、縫いにくそう……と思っていましたが、意外にも扱いやすく、縫いやすい素材でした。
オパール生地の特徴や、カーテンの簡単な作り方などをご紹介します。
オパール加工とは?

オパール加工とは、織物に透かし模様をつける加工法です。酸に強い繊維と酸に弱い繊維を複合した織物に、硫酸などの酸化剤で捺印をして模様を付けると、酸に弱い繊維が抜け落ち、透けて見える状態になり、酸に強い繊維が模様として残ります。透け感が出るため、軽やかで女性らしい印象の生地になります。
酸に弱いのは綿やセルロース繊維(レーヨン)などで、酸に強いのは合成繊維(ポリエステル、ナイロンなど)です。
織物のたて糸かよこ糸のどちらか一方を薬品で溶かして、模様を作る加工をオパール加工といいます。
私が買ったユザワヤのオパールカットクロスはポリエステル60%、綿40%なので、おそらく綿の一部を溶かし、透けている部分にはポリエステルだけが残っているということなのでしょう。なるほど。

透けている部分は糸が細くて弱そうに見えるのですが、意外にもしっかりしていて、柄もゆがみません。スッケスケでおもしろい。
オパール加工は、酸性の薬品を使って個人でもできる加工みたいです。ちょっと怖いけどいつかやってみたいですね。
オパール生地でレースカーテンを作りました

オパール生地の透け感を生かして、カーテンを作りました。
この窓にはシャッターがあるので、正直カーテンはなくても問題ないのですが、窓を開けた時にふわっと目隠しになるものが欲しかったんです。
光の透け方がきれいで大満足!レースとはちょっと違う、ほっこりしすぎない雰囲気がとても気に入りました。
オパール生地カーテンの作り方

今回はカーテンテープを使って、簡単に作りました。
生地を必要な大きさに裁断し、カーテンテープを縫い付けて、フックを差し込むだけで完成です。
サクッと仕上がりますよ。
カーテンテープを使ったカーテンの作り方について、くわしくはこちらの記事にまとめています。

ただひとつ後悔しているのは、白いカーテンテープを使ってしまったことです。
作り終わってから透明なカーテンテープの存在を知り、そっちを使えばよかった~!と思っています。
白いカーテンテープを使ってしまったので、表からでもちょっと?結構?見えているんですよね。
これから作る方は、ぜひ透明なカーテンテープをお使いください。
せっかくの透け感と柄を邪魔しないように、クリップタイプのパーツを使うのも良いかもしれません。
オパール生地は縫いにくい?
オパール生地は意外にも、縫いやすい生地で驚きました。
もっとツルツルしているのかと想像していましたが、40%が綿なので、特にすべることもなく、扱いやすい生地だと思います。

コロコロオープナーでさっとなぞればしっかり折り目がつきます。

ミシンがけも問題なく、さくさく縫えます。
薄いですがしっかりしているので作業しやすいですね。
オパール加工で柄を付けるときに、生地のゆがみはぴしっと整えられているのでしょうか。端の三つ折りも折りやすいし、縫いやすかったです。
オパール生地はどこで買える?
オパール生地は、ユザワヤなどの手芸店で手に入ります。
100円ショップでオパール生地を使ったカフェカーテンが売られているのを見たことがありますが、現在も販売されているかは不明です。
店舗によって品ぞろえが違うこともありますので、ネット通販が一番手に入りやすく、おすすめです。
カーテンに使った材料と道具の紹介
オパール生地
ユザワヤ楽天市場店で購入しました。
ナチュラルな植物柄や、宝石のようなカラフルなデザイン、涼しげな海のモチーフ柄など種類がたくさんあります。
カーテンテープとフック
50㎜幅のカーテンテープとフックを使用しました。
ユザワヤでまとめて揃えられますよ。
コロコロオープナー
コロコロオープナーは、ころころなぞるだけで生地に折り目を付けられて、アイロンを出すのが面倒な時に重宝します。
オパール生地の端の三つ折りも簡単にできます。
さいごに

私と同じようにオパール生地って何?きれいだけど縫いにくそう…と思う方がいらっしゃるのではと思ったので、オパール生地の縫いやすさが少しでも伝えられたら嬉しいです。
意外にも扱いやすかったので他の小物も作ってみたいですね。ショールとか?裏地を透かして何か小物を作るのもいいかもしれません。オパール生地の和服の羽織を見たことがありますが、とっても素敵でした。
ぜひ皆様も作ってみてください!最後までお読みいただき、ありがとうございました。